ローソンが銀行を始めた理由について考察します。

 

2015年11月にローソンが銀行を始めていくことを明らかにしました。

 

大手コンビニチェーンとして有名なローソンですが、なぜ今になって金融業界にも参入するのでしょうか。

 

当記事ではローソンが銀行を始めた理由について考察していきますので、興味がある方はぜひご参考にしてください。

 

なぜローソンが今になって金融業界に参入したかといえば、コンビニチェーンの拡大に一定の目処がたったからでしょう。

 

日本におけるコンビニチェーン展開は落ち着き、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、サークルKサンクスなどがメインとなりました。

 

関東圏ではセブンイレブンが優勢ですが、関西地方や山陰地方ではローソンが優勢となっております。

 

セブンイレブンとローソンといった大手コンビニチェーンは一定の地位を占めましたが、もう日本のほとんどの地域の開拓が完了したといえるでしょう。

 

しかしながら、それ故にこれ以上開拓する場所がないため、コンビニの勢力争いはチェーン展開ではなく、サービス内容による争いに変わっってきたといえます。

 

そうなりますと、セブンイレブンは他のコンビニチェーンに比べアドバンテージを保っている事業があります。

 

それこそが金融事業でして、セブンイレブンは「セブン銀行」という銀行を展開しており、コンビニの中では他社を圧倒しております。

 

セブン銀行は各セブンイレブンの店舗にATMを設置し、預金や引き出し手数料、カードローンの利息などで利益をあげているのです。

 

さて、セブンイレブンがコンビニチェーンの中において、金融事業で一歩抜きん出ていることはご理解いただけるでしょうか?

 

その背景を理解していれば、ローソンが銀行に新規参入してきた理由についてもわかってくると思われます。

 

つまり、ローソンはコンビニ事業だけでなく、利益が生まれやすい金融事業を始めようとしているのです。

 

なぜ金融事業を始めるかというと、金融事業という事業は資本であるお金が用意できれば最も効率良く利益を生み出すことができるのです。

 

ローソンの事業としてわかりやすいのはからあげクンの販売でしょうか。

 

実は、ローソンでからあげクンを作るのには色々と手間がかかるのです。

 

材料である鶏肉の確保、生産工場の確保、生産工場の人件費、コンビニでの調理時間、温度を保つための電気代などなど、多種多様なリスクがかかるのです。

 

また、食品ですから事故などのリスクもあります、某大手ハンバーガーチェーンが衛生上の問題で大打撃を被ったのは皆様も覚えてることと思われます。

 

ローソンと聞けば多くの人が「からあげクン」という名前も連想できるほどのブランドとなったからあげクンですが、実は結構コストやリスクがかかる事業なのです。

 

それに比べ、金融業は極端な話、ATMを設置して利用者に手数料などを払ってもらうだけで利益があがります。

 

たくさんあるお金をうまく活用すれば、お金を貸し出すだけで利息などの利益が生まれるのです。

 

もちろん、ATMのセキュリティーやATMのシステムなどを構築するコストはかかります。

 

しかしながら、一度そういったシステム面を構築してしまえば、からあげクンのように材料費がかかるわけでもないので、効率良く利益を生み出すことが可能です。

 

ローソンはコンビニとして大成功を収めた会社といえるでしょう。

 

しかしながら、これ以上拡大しようにも、拡大を続けることは出来にくくなってしまいました。

 

それに今からセブンイレブンやファミリーマートと戦って、他社を圧倒するなんていうのは時間もかかりますし、何よりそれほど利益を生み出しません。

 

そこで、ローソンは新たに金融業に参入して、利益を生み出す新しい事業を生み出そうとしているのです。

 

ローソンが銀行を始めた理由についてはご理解いただけたでしょうか。

 

さて、ローソン銀行としては無視することのできない存在があります。それがセブン銀行です。

 

セブンイレブンはコンビニの中でもセブン銀行を展開し、すでに大きな事業になっております。

 

それと比較しますと、ローソン銀行は出遅れてしまったといえるでしょう。

 

しかしながら、ローソンも他の銀行やクレジットカードと提携し、連携を強めることで金融業界においても地位を確立しようとしています。

 

特に目立つのが携帯会社ドコモ(dodomo)のdカードとの連携でしょうか。

 

ローソンでdカードを利用すると会計が3%オフになるといったキャンペーンを行っていることからも、連携を強化していることが伺えます。

 

ローソンに限ったことではないのですが、有名企業が他業種に力を入れている光景はよくみられることです。

 

ローソンも将来的にはコンビニではなく、大手銀行として名を馳せているかもしれませんね。